ホモの僕の今までを振り返る話②
72:1:2012/03/13(火) 18:38:39.12 ID:zjYnMLb+O
ちゃんと言えば、好きといっても当時はそんなに好きでもなく、
まだ男を好きになることは異常だと思っていたので、
気になるの少し上のランクの好きだった(説明下手くそでごめん。伝わるかな?)。
73:1:2012/03/13(火) 18:39:27.69 ID:zjYnMLb+O
中学3年生と言えば高校受験。
俺は平均的な頭だった。Sも同じく平均的だった。中学2年生の時、
Sとテストの合計点を勝負したことがあって、一点差とか同点だったこともあった。
言わば同レベだった。
ちゃんと言えば、好きといっても当時はそんなに好きでもなく、
まだ男を好きになることは異常だと思っていたので、
気になるの少し上のランクの好きだった(説明下手くそでごめん。伝わるかな?)。
73:1:2012/03/13(火) 18:39:27.69 ID:zjYnMLb+O
中学3年生と言えば高校受験。
俺は平均的な頭だった。Sも同じく平均的だった。中学2年生の時、
Sとテストの合計点を勝負したことがあって、一点差とか同点だったこともあった。
言わば同レベだった。
74:1:2012/03/13(火) 18:40:00.90 ID:zjYnMLb+O
で、まぁ受験校なんだけど、俺はぶれずに一つの高校だけを考えてて、
逆にSは最後の最後まで悩んでた。
75:1:2012/03/13(火) 18:41:34.35 ID:zjYnMLb+O
んで俺はSに聞いたんだ。
1「Sはどこいくん?」
S「〇〇高校にするわ。」
※〇〇高校は俺も受けるとこ!!
76:1:2012/03/13(火) 18:42:51.76 ID:zjYnMLb+O
正直言ってSとは高校は離れたかった。
同じ高校に通えることはめちゃめちゃ嬉しいことだけど、
Sと同じ高校に行けたらいいなーって夢みたこともあったけど、
いざ現実にかえってみれば、Sを好きじゃなくならない限り、
ずっと好きでいてしまう。
重複して悪いけど、やっぱり自分は異常だって思ってた。
なんか上手く言葉で表せないけど、別々の高校に行きたかったんだ。
77:1:2012/03/13(火) 18:44:08.47 ID:zjYnMLb+O
誰も見てないのかな?でも自己満足で書く!ww
時は流れて卒業式の日。別段Sに告白しようと思っていたのわけではなく、
俺とSはもし受かれば同じ高校なんだし、家も近いし、
会おうと思えばすぐにでも会えるので、寂しくなんてなかった。涙も出なかった。
78:1:2012/03/13(火) 18:45:11.47 ID:zjYnMLb+O
そして受験日とばして
合格発表の日。
俺は合格、そしてSは・・・
合格だったww
79:1:2012/03/13(火) 18:46:33.79 ID:zjYnMLb+O
同じ高校になって驚いて、喜んだんだんだけど、もっと驚いたことがまだあって・・・。
それは高校1年生でまた同じクラスになれたこと!しかも席前後!!
正直運命だとおもったww
80:1:2012/03/13(火) 18:47:08.43 ID:zjYnMLb+O
また中学3年生の時みたいに仲良くできる!!って思ってたんだ。期待してしまったんだ。
そう期待した俺がバカだった。
81:1:2012/03/13(火) 18:47:53.42 ID:zjYnMLb+O
Sはクラスに馴染めなかった。
いや、馴染もうとしなかったんだと思う。
Sはサッカー部に入ってサッカー部員と仲良くしていた。
休み時間も昼休みも放課後も、いつもサッカー部の下へ行った。
82:1:2012/03/13(火) 18:48:41.78 ID:zjYnMLb+O
俺は悔しかった。
いつも一緒にいたSをサッカー部に盗られた気がした。
俺のものじゃないのはわかってたけど、
中学3年生のことがあったから余計寂しかったんだ。
そしてSがクラスに馴染まないまま1年が終わった。
83:1:2012/03/13(火) 18:50:17.80 ID:zjYnMLb+O
もう書き溜めないからペース落ちるけど頑張って書きます。
84:1:2012/03/13(火) 18:54:21.67 ID:zjYnMLb+O
学年上がって高校2年生。
俺は衝撃の事実を聞いてしまった。
『Sが□□とつきあっている』
※□□は可愛いと有名
85:1:2012/03/13(火) 19:00:24.24 ID:zjYnMLb+O
俺はSも、もしかしたらホモなのではないかと思っていた。
高校1年生の数学の授業中、Sはお腹が痛かったらしく机に伏せていた。
俺が「大丈夫?」と声をかけると
S「うぅ、1~手握ってー」
って言ったんだ
86:1:2012/03/13(火) 19:02:39.60 ID:zjYnMLb+O
俺はすぐに手握ってあげたけど、その意味がわからなくて、
Sもホモなんじゃないかと思ってしまった。
だけどやっぱりSはノーマルだった。
87:1:2012/03/13(火) 19:04:35.29 ID:zjYnMLb+O
Sがつきあっていると知った日、俺は泣きながら帰って、夜にSにメールした。
89:1:2012/03/13(火) 19:09:58.79 ID:zjYnMLb+O
そのメールも消してしまったけど
1「つきあったんやってな」
S「誰から聞いたん?そー、□□と付き合ってんねん」
1「××から聞いた。Sから直接聞きたかったな・・・」
S「あのクソ××め!!ごめんやんww」
1「まぁよかったな。おめでとう。」
S「ありがと(^0^)/1も彼女できたら教えてな!!」
という感じのメールだったと思う
90:1:2012/03/13(火) 19:16:53.79 ID:zjYnMLb+O
その次の日、俺は学校を休んだ。Sとはクラスは離れてしまっていたけど、
Sの顔を見たくなかったし、とにかくSと□□が一緒にいるところを見たくなかったから。
91:1:2012/03/13(火) 19:20:25.81 ID:zjYnMLb+O
でも俺が休んだ次の日、Sは俺に会いに俺のクラスまできてくれた。
2.3言だけ話してSは自分のクラスに戻っていった。
また家に帰って泣いた。
92:1:2012/03/13(火) 19:23:49.53 ID:zjYnMLb+O
それからSと俺の絡みはほとんどなくなった。
廊下ですれ違えば挨拶する程度。
高校1年生の時のテスト前とかには一緒に帰っていたのに、
一緒に帰ることすらなくなった。
94:1:2012/03/13(火) 19:32:58.47 ID:zjYnMLb+O
もうこの頃には、Sが大好きだった。
そして、Sへの気持ちだけが日々強くなっていき毎日Sだけを考えていた俺と、
毎日が充実していたSは、高校3年生になっていった。
95:1:2012/03/13(火) 19:42:37.11 ID:zjYnMLb+O
結局同じクラスになれたのは高校1年生の時だけだった。
高校生活最後の体育祭ではSの団は優勝したりしていて、
Sの真剣な顔を始めて見た。文化祭でも優秀賞をとったりして、Sの涙を始めて見た。
どれもこれも目にしっかり焼きけて、俺は二度と忘れないと自分に誓った。
97:1:2012/03/13(火) 19:47:59.19 ID:zjYnMLb+O
Sは早い段階に大学に合格していた。世間的にはEランだと思う。
もうここまできたら俺もSと同じ大学に行きたかったが、
そこまですればさすがのSも引くだろし、
うざがるだろうと思ったから別の大学を目指すことにした。
98:1:2012/03/13(火) 19:55:42.95 ID:zjYnMLb+O
俺はこの高校3年間、ずっと悩んでいたことがあった。
Sに告白するかどうかだ
チキン野郎の俺には物凄く勇気がいるし、
告白すればもう二度と大好きなSとは話せない。
でも告白しなければ一生後悔してしまうかもしれない。
99:1:2012/03/13(火) 19:56:39.26 ID:zjYnMLb+O
悩んだ。悩み抜いた。悩み続けた。最後まで悩んだ。
そして俺は決めた。
告白しよう
100:1:2012/03/13(火) 20:00:38.35 ID:zjYnMLb+O
俺の大学合格がきまり、もう卒業前のことだった。
101:1:2012/03/13(火) 20:05:46.61 ID:zjYnMLb+O
卒業式前日、俺は緊張しながらSにメールをした。
1「家おる?」
S「うん、なに?」
1「いま大丈夫?」
S「用事あんねん。ほんまごめん」
心が折れた
102:1:2012/03/13(火) 20:09:45.93 ID:zjYnMLb+O
卒業前に告白したかったができずにそのまま卒業式へ
声すらかけられなかった
かけてももらえなかった
103:1:2012/03/13(火) 20:13:09.87 ID:zjYnMLb+O
よし、二回目!!またメールで聞いた。
やっぱりメールより電話の方がよかった・・・
また断られた。
105:1:2012/03/13(火) 20:21:44.56 ID:zjYnMLb+O
そして昨日、電話して会った。
まさに三度目の正直だった。緊張して体ガクブルだったけど、
チキン野郎の俺にしては上出来だったと思う。
何かが終わり、何かが始まる。
僕は新たな一歩を踏み出した。
踏み出せたんだ。
~核心編終了~
107:1:2012/03/13(火) 20:42:12.56 ID:zjYnMLb+O
遅くなりました。
続き書いていきます。
その日、俺はクラスの人達と朝から遊んでいた。
気が合う人達ばかりだったので、楽しくて、時間はすぐに過ぎていって、
帰る頃にはもう夜の11時だった。
108:1:2012/03/13(火) 20:43:18.98 ID:zjYnMLb+O
友達と別れ、一人ぼっちで歩いていた時、なぜか俺は思えたんだ。
今なら告白できる、と
109:1:2012/03/13(火) 20:48:14.03 ID:zjYnMLb+O
俺はすぐに行動した。
携帯の電話帳を開いて、Sを見つけ、あとは通話ボタンを押すだけ!
っというところまできて、やっぱり躊躇してしまった。
110:1:2012/03/13(火) 20:49:00.43 ID:zjYnMLb+O
その後20分ほど葛藤して、ようやくボタンを押した。
S「もしもし?」
1「Sにお願いがあるねんけど」
S「えっ?あぁ、なに?」
1「15分でいいから出てこられへん?」
S「いいけど・・・今から?」
1「うん。」
S「わかった。」
通話終了。
寒さのせいなのか、緊張のせいなのか、ずっと体は震えたままだった。
111:1:2012/03/13(火) 21:01:49.67 ID:zjYnMLb+O
自分らしくもなく、俺はSに伝える事を何も考えていなかった。今思うとかなり不思議だ。
そして、少し時間を置いてからSの家の前まで行き、メールをした。
『ついた』
112:1:2012/03/13(火) 21:10:08.22 ID:zjYnMLb+O
送信してから20秒くらいたってSが出てきた。久しぶりにみたSはかっこよかった。
そして俺はほぼ無言で階段(Sの家の近くに階段がある)まで歩いていって、
とりあえず座ろう、と言った。
113:1:2012/03/13(火) 21:11:27.47 ID:zjYnMLb+O
Sは終始、なにー?なんなんー?と言っていて、
今から重い話をするのにSには少し悪い気がしたけど、
俺はやっと重い口を開いて、ようやく言い始めた。
「楽しい話じゃないねんけどいい?」
114:1:2012/03/13(火) 21:25:20.89 ID:zjYnMLb+O
Sが大好きなこと、中学3年の時から好きなこと、
Sと同じ高校にいけて嬉しかったこと、Sをサッカー部に盗られてさみしかったこと、
Sに彼女ができて悲しかったこと、体育祭でSが真剣な顔してたこと、
文化祭でSが嬉し泣きしてたこと、Sと同じ大学にいきたかったこと、
何度もSを忘れようとしたこと、でもやっぱり忘れられなかったこと・・・、
途切れ途切れだったけどやっと言えた。
117:1:2012/03/13(火) 21:35:04.45 ID:zjYnMLb+O
Sは、嘘やろ!?まじで!?罰ゲームとかじゃなくて!?とか言っていたけど、
その反応見て俺が泣いてしまったから本気なんだと思ったと思う。
118:1:2012/03/13(火) 21:40:16.29 ID:zjYnMLb+O
以下は1→泣いてる、S→驚いてる設定でお願いします。
S「俺、付き合ってんで!?」
1「知ってる」
S「お前男に告るキャラじゃないやん!」
1「俺どんなキャラやねんww」
S「・・・何で言おうと思ったん?」
1「ずっと悩んでてん、Sに告白しようか。
ほんまは卒業式前にしたかってん。メールしたやろ?」
S「あぁ、うん。」
1「あの時ほんまはもうココ(階段)におった。・・・ケジメつけたかってん。
前に進みたかってん。大学入る前にどうしてもしときたかった。」
119:1:2012/03/13(火) 21:41:24.08 ID:zjYnMLb+O
S「これからどうすんの?」
1「結婚とかの話?」
S「うん。」
1「わからへん。これから女の人を好きになるかもしれへんし、
ずっと男の人を好きになるかもしれへん。これが初恋やからな・・・、
まぁなんとかなるさ・・・。」
S「このこと誰かに言ったことある?」
1「ない。言えるわけないやん。」
S「やんな・・・。でもよう言えたな!強くなったな!」
1「うん。」
S「泣くなよ~。俺でもはじめて振られた時でも泣かんかったで?」
1「女じゃないやん」
S「あ、そっか・・・」
1「グスン・・・なんか聞きたいことある?」
S「ないわ!俺いまめっちゃパニクってるからな!」
123:1:2012/03/13(火) 21:58:16.00 ID:zjYnMLb+O
1「引いた?」
S「別に引かんけど・・・、引いてたらダッシュで逃げてるわ。」
1「うん・・・。」
S「えっ、ちょ、まじか・・・。勘違いやって!女の人可愛いと思わへんの?」
1「勘違いじゃないよ。可愛いとは思うけど、好きとかじゃない。」
1「でさ・・・もうこれでSに会うの最後にしようと思って・・・」
S「はぁ?何で?別になんも変わらへんで?誰にも言わんて!」
1「ううん、おれが嫌やねん。やから小中高の同窓会も・・・」
S「俺同窓会委員やで!?その時くらい来いよ!」
1「そこまでしないと、Sを忘れられへんから・・・Sも早く忘れてほしいやろ・・・。」
S「・・・じゃあこうしよ。もし1が大学生なって、ほんまに好きな人ができたら会お?」
1「・・・それがSでも?それまでずっとSが好きでも?」
ここで俺号泣ww
132:1:2012/03/13(火) 22:13:22.32 ID:zjYnMLb+O
S「・・・困るやん。」
1「・・・自分が男を好きなんは異常やって思ってた。
やからSを早く忘れようとアドレスとかも消した。」
S「なに一人でやってんねん・・・。俺、悪い?悪くないやんな!?」
1「うん、悪くないよ。・・・やけど忘れられへんかった。好きやった・・・!」
しばらく無言
1「最後にさ、お願いがあんねん」
S「・・・なに?」
1「俺を・・・抱きしめてくれへん?」
134:1:2012/03/13(火) 22:22:31.41 ID:zjYnMLb+O
これだけは考えてた。最後に絶対抱きしめてほしかった・・・。
S「・・・いいよ、それくらいするよ。・・・寒いしこれで終わりな?」
立つS、後に続いて俺も立つ。
ちょっと間を置いて、俺から抱きしめられにいった。
ギュッてしてくれた・・・
強かった・・・
ここでまた号泣ww
1「だいすきやった・・・っ!!」
137:1:2012/03/13(火) 22:35:19.13 ID:zjYnMLb+O
Sは俺をぱっと離して
S「バカかっ!ww ほらもう帰り!」
そう言ってSは俺の背中にぽんっと触れた。
もうSの顔は見れなかった。
最後に見ときたかったけどできなかった。
俺は泣きすぎて頷くしかできなかった。
でも後悔すると思ったから、なんとかして声を絞り出した・・・。
S「同窓会こいよ!」
1(コクッ)
S「ばいばい!」
1「・・・バイバイ(消えそうな声で)」
S「自殺とかすんなよ!」
1「ゔん・・・」
俺は後ろを振り返らなかった。なんでかわからないけど、
振り返らなかった。これだけは褒めてやりたい。
階段を降りきった俺はしばらくうずくまって泣いた。声をだして泣いた。
138:1:2012/03/13(火) 22:44:00.01 ID:zjYnMLb+O
5分くらいしてようやく家に向かって歩いた。
家族みんな寝てて、ぐしゃぐしゃの顔を見られずにすんだのが幸いだった。
そしてお風呂の中で、思う存分声をだして泣いた。
140:げろ男:2012/03/13(火) 22:53:52.91 ID:DZoNoTXw0
Sはもうちょっと1の気持ちを察して優しい対応してほしかったな。
143:1:2012/03/13(火) 22:58:13.23 ID:zjYnMLb+O
>>140 同性から告白されるという珍しい体験をしたので、
やっぱりパニックだったとおもいます。
しかもSは雑な性格ですしww
141:1:2012/03/13(火) 22:54:44.06 ID:zjYnMLb+O
3年半の片思いは辛く苦しいことばかりでした。ですが後悔はありません!
少しはあるのですがねww でも、Sを好きになったこと、
Sに告白したことに悔いはありません!!
Sは、俺がホモだと誰にも言わないと言ってくれました。
ホモだと知っていても変わらないと言ってくれました。
好きになった人がSで本当によかった!!ありがとうS!!
これで俺もようやく前に進めます。一応これで僕の物語は終わりです。
いままで見ていてくれて本当にありがとうございました!!
158:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 08:28:22.50 ID:kDw0+lNc0
>>1がんばったなー
159:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 12:15:58.37 ID:RDWbQrVK0
あ、甘じょっぱいなぁ・・・
で、まぁ受験校なんだけど、俺はぶれずに一つの高校だけを考えてて、
逆にSは最後の最後まで悩んでた。
75:1:2012/03/13(火) 18:41:34.35 ID:zjYnMLb+O
んで俺はSに聞いたんだ。
1「Sはどこいくん?」
S「〇〇高校にするわ。」
※〇〇高校は俺も受けるとこ!!
76:1:2012/03/13(火) 18:42:51.76 ID:zjYnMLb+O
正直言ってSとは高校は離れたかった。
同じ高校に通えることはめちゃめちゃ嬉しいことだけど、
Sと同じ高校に行けたらいいなーって夢みたこともあったけど、
いざ現実にかえってみれば、Sを好きじゃなくならない限り、
ずっと好きでいてしまう。
重複して悪いけど、やっぱり自分は異常だって思ってた。
なんか上手く言葉で表せないけど、別々の高校に行きたかったんだ。
77:1:2012/03/13(火) 18:44:08.47 ID:zjYnMLb+O
誰も見てないのかな?でも自己満足で書く!ww
時は流れて卒業式の日。別段Sに告白しようと思っていたのわけではなく、
俺とSはもし受かれば同じ高校なんだし、家も近いし、
会おうと思えばすぐにでも会えるので、寂しくなんてなかった。涙も出なかった。
78:1:2012/03/13(火) 18:45:11.47 ID:zjYnMLb+O
そして受験日とばして
合格発表の日。
俺は合格、そしてSは・・・
合格だったww
79:1:2012/03/13(火) 18:46:33.79 ID:zjYnMLb+O
同じ高校になって驚いて、喜んだんだんだけど、もっと驚いたことがまだあって・・・。
それは高校1年生でまた同じクラスになれたこと!しかも席前後!!
正直運命だとおもったww
80:1:2012/03/13(火) 18:47:08.43 ID:zjYnMLb+O
また中学3年生の時みたいに仲良くできる!!って思ってたんだ。期待してしまったんだ。
そう期待した俺がバカだった。
81:1:2012/03/13(火) 18:47:53.42 ID:zjYnMLb+O
Sはクラスに馴染めなかった。
いや、馴染もうとしなかったんだと思う。
Sはサッカー部に入ってサッカー部員と仲良くしていた。
休み時間も昼休みも放課後も、いつもサッカー部の下へ行った。
82:1:2012/03/13(火) 18:48:41.78 ID:zjYnMLb+O
俺は悔しかった。
いつも一緒にいたSをサッカー部に盗られた気がした。
俺のものじゃないのはわかってたけど、
中学3年生のことがあったから余計寂しかったんだ。
そしてSがクラスに馴染まないまま1年が終わった。
83:1:2012/03/13(火) 18:50:17.80 ID:zjYnMLb+O
もう書き溜めないからペース落ちるけど頑張って書きます。
84:1:2012/03/13(火) 18:54:21.67 ID:zjYnMLb+O
学年上がって高校2年生。
俺は衝撃の事実を聞いてしまった。
『Sが□□とつきあっている』
※□□は可愛いと有名
85:1:2012/03/13(火) 19:00:24.24 ID:zjYnMLb+O
俺はSも、もしかしたらホモなのではないかと思っていた。
高校1年生の数学の授業中、Sはお腹が痛かったらしく机に伏せていた。
俺が「大丈夫?」と声をかけると
S「うぅ、1~手握ってー」
って言ったんだ
86:1:2012/03/13(火) 19:02:39.60 ID:zjYnMLb+O
俺はすぐに手握ってあげたけど、その意味がわからなくて、
Sもホモなんじゃないかと思ってしまった。
だけどやっぱりSはノーマルだった。
87:1:2012/03/13(火) 19:04:35.29 ID:zjYnMLb+O
Sがつきあっていると知った日、俺は泣きながら帰って、夜にSにメールした。
89:1:2012/03/13(火) 19:09:58.79 ID:zjYnMLb+O
そのメールも消してしまったけど
1「つきあったんやってな」
S「誰から聞いたん?そー、□□と付き合ってんねん」
1「××から聞いた。Sから直接聞きたかったな・・・」
S「あのクソ××め!!ごめんやんww」
1「まぁよかったな。おめでとう。」
S「ありがと(^0^)/1も彼女できたら教えてな!!」
という感じのメールだったと思う
90:1:2012/03/13(火) 19:16:53.79 ID:zjYnMLb+O
その次の日、俺は学校を休んだ。Sとはクラスは離れてしまっていたけど、
Sの顔を見たくなかったし、とにかくSと□□が一緒にいるところを見たくなかったから。
91:1:2012/03/13(火) 19:20:25.81 ID:zjYnMLb+O
でも俺が休んだ次の日、Sは俺に会いに俺のクラスまできてくれた。
2.3言だけ話してSは自分のクラスに戻っていった。
また家に帰って泣いた。
92:1:2012/03/13(火) 19:23:49.53 ID:zjYnMLb+O
それからSと俺の絡みはほとんどなくなった。
廊下ですれ違えば挨拶する程度。
高校1年生の時のテスト前とかには一緒に帰っていたのに、
一緒に帰ることすらなくなった。
94:1:2012/03/13(火) 19:32:58.47 ID:zjYnMLb+O
もうこの頃には、Sが大好きだった。
そして、Sへの気持ちだけが日々強くなっていき毎日Sだけを考えていた俺と、
毎日が充実していたSは、高校3年生になっていった。
95:1:2012/03/13(火) 19:42:37.11 ID:zjYnMLb+O
結局同じクラスになれたのは高校1年生の時だけだった。
高校生活最後の体育祭ではSの団は優勝したりしていて、
Sの真剣な顔を始めて見た。文化祭でも優秀賞をとったりして、Sの涙を始めて見た。
どれもこれも目にしっかり焼きけて、俺は二度と忘れないと自分に誓った。
97:1:2012/03/13(火) 19:47:59.19 ID:zjYnMLb+O
Sは早い段階に大学に合格していた。世間的にはEランだと思う。
もうここまできたら俺もSと同じ大学に行きたかったが、
そこまですればさすがのSも引くだろし、
うざがるだろうと思ったから別の大学を目指すことにした。
98:1:2012/03/13(火) 19:55:42.95 ID:zjYnMLb+O
俺はこの高校3年間、ずっと悩んでいたことがあった。
Sに告白するかどうかだ
チキン野郎の俺には物凄く勇気がいるし、
告白すればもう二度と大好きなSとは話せない。
でも告白しなければ一生後悔してしまうかもしれない。
99:1:2012/03/13(火) 19:56:39.26 ID:zjYnMLb+O
悩んだ。悩み抜いた。悩み続けた。最後まで悩んだ。
そして俺は決めた。
告白しよう
100:1:2012/03/13(火) 20:00:38.35 ID:zjYnMLb+O
俺の大学合格がきまり、もう卒業前のことだった。
101:1:2012/03/13(火) 20:05:46.61 ID:zjYnMLb+O
卒業式前日、俺は緊張しながらSにメールをした。
1「家おる?」
S「うん、なに?」
1「いま大丈夫?」
S「用事あんねん。ほんまごめん」
心が折れた
102:1:2012/03/13(火) 20:09:45.93 ID:zjYnMLb+O
卒業前に告白したかったができずにそのまま卒業式へ
声すらかけられなかった
かけてももらえなかった
103:1:2012/03/13(火) 20:13:09.87 ID:zjYnMLb+O
よし、二回目!!またメールで聞いた。
やっぱりメールより電話の方がよかった・・・
また断られた。
105:1:2012/03/13(火) 20:21:44.56 ID:zjYnMLb+O
そして昨日、電話して会った。
まさに三度目の正直だった。緊張して体ガクブルだったけど、
チキン野郎の俺にしては上出来だったと思う。
何かが終わり、何かが始まる。
僕は新たな一歩を踏み出した。
踏み出せたんだ。
~核心編終了~
107:1:2012/03/13(火) 20:42:12.56 ID:zjYnMLb+O
遅くなりました。
続き書いていきます。
その日、俺はクラスの人達と朝から遊んでいた。
気が合う人達ばかりだったので、楽しくて、時間はすぐに過ぎていって、
帰る頃にはもう夜の11時だった。
108:1:2012/03/13(火) 20:43:18.98 ID:zjYnMLb+O
友達と別れ、一人ぼっちで歩いていた時、なぜか俺は思えたんだ。
今なら告白できる、と
109:1:2012/03/13(火) 20:48:14.03 ID:zjYnMLb+O
俺はすぐに行動した。
携帯の電話帳を開いて、Sを見つけ、あとは通話ボタンを押すだけ!
っというところまできて、やっぱり躊躇してしまった。
110:1:2012/03/13(火) 20:49:00.43 ID:zjYnMLb+O
その後20分ほど葛藤して、ようやくボタンを押した。
S「もしもし?」
1「Sにお願いがあるねんけど」
S「えっ?あぁ、なに?」
1「15分でいいから出てこられへん?」
S「いいけど・・・今から?」
1「うん。」
S「わかった。」
通話終了。
寒さのせいなのか、緊張のせいなのか、ずっと体は震えたままだった。
111:1:2012/03/13(火) 21:01:49.67 ID:zjYnMLb+O
自分らしくもなく、俺はSに伝える事を何も考えていなかった。今思うとかなり不思議だ。
そして、少し時間を置いてからSの家の前まで行き、メールをした。
『ついた』
112:1:2012/03/13(火) 21:10:08.22 ID:zjYnMLb+O
送信してから20秒くらいたってSが出てきた。久しぶりにみたSはかっこよかった。
そして俺はほぼ無言で階段(Sの家の近くに階段がある)まで歩いていって、
とりあえず座ろう、と言った。
113:1:2012/03/13(火) 21:11:27.47 ID:zjYnMLb+O
Sは終始、なにー?なんなんー?と言っていて、
今から重い話をするのにSには少し悪い気がしたけど、
俺はやっと重い口を開いて、ようやく言い始めた。
「楽しい話じゃないねんけどいい?」
114:1:2012/03/13(火) 21:25:20.89 ID:zjYnMLb+O
Sが大好きなこと、中学3年の時から好きなこと、
Sと同じ高校にいけて嬉しかったこと、Sをサッカー部に盗られてさみしかったこと、
Sに彼女ができて悲しかったこと、体育祭でSが真剣な顔してたこと、
文化祭でSが嬉し泣きしてたこと、Sと同じ大学にいきたかったこと、
何度もSを忘れようとしたこと、でもやっぱり忘れられなかったこと・・・、
途切れ途切れだったけどやっと言えた。
117:1:2012/03/13(火) 21:35:04.45 ID:zjYnMLb+O
Sは、嘘やろ!?まじで!?罰ゲームとかじゃなくて!?とか言っていたけど、
その反応見て俺が泣いてしまったから本気なんだと思ったと思う。
118:1:2012/03/13(火) 21:40:16.29 ID:zjYnMLb+O
以下は1→泣いてる、S→驚いてる設定でお願いします。
S「俺、付き合ってんで!?」
1「知ってる」
S「お前男に告るキャラじゃないやん!」
1「俺どんなキャラやねんww」
S「・・・何で言おうと思ったん?」
1「ずっと悩んでてん、Sに告白しようか。
ほんまは卒業式前にしたかってん。メールしたやろ?」
S「あぁ、うん。」
1「あの時ほんまはもうココ(階段)におった。・・・ケジメつけたかってん。
前に進みたかってん。大学入る前にどうしてもしときたかった。」
119:1:2012/03/13(火) 21:41:24.08 ID:zjYnMLb+O
S「これからどうすんの?」
1「結婚とかの話?」
S「うん。」
1「わからへん。これから女の人を好きになるかもしれへんし、
ずっと男の人を好きになるかもしれへん。これが初恋やからな・・・、
まぁなんとかなるさ・・・。」
S「このこと誰かに言ったことある?」
1「ない。言えるわけないやん。」
S「やんな・・・。でもよう言えたな!強くなったな!」
1「うん。」
S「泣くなよ~。俺でもはじめて振られた時でも泣かんかったで?」
1「女じゃないやん」
S「あ、そっか・・・」
1「グスン・・・なんか聞きたいことある?」
S「ないわ!俺いまめっちゃパニクってるからな!」
123:1:2012/03/13(火) 21:58:16.00 ID:zjYnMLb+O
1「引いた?」
S「別に引かんけど・・・、引いてたらダッシュで逃げてるわ。」
1「うん・・・。」
S「えっ、ちょ、まじか・・・。勘違いやって!女の人可愛いと思わへんの?」
1「勘違いじゃないよ。可愛いとは思うけど、好きとかじゃない。」
1「でさ・・・もうこれでSに会うの最後にしようと思って・・・」
S「はぁ?何で?別になんも変わらへんで?誰にも言わんて!」
1「ううん、おれが嫌やねん。やから小中高の同窓会も・・・」
S「俺同窓会委員やで!?その時くらい来いよ!」
1「そこまでしないと、Sを忘れられへんから・・・Sも早く忘れてほしいやろ・・・。」
S「・・・じゃあこうしよ。もし1が大学生なって、ほんまに好きな人ができたら会お?」
1「・・・それがSでも?それまでずっとSが好きでも?」
ここで俺号泣ww
132:1:2012/03/13(火) 22:13:22.32 ID:zjYnMLb+O
S「・・・困るやん。」
1「・・・自分が男を好きなんは異常やって思ってた。
やからSを早く忘れようとアドレスとかも消した。」
S「なに一人でやってんねん・・・。俺、悪い?悪くないやんな!?」
1「うん、悪くないよ。・・・やけど忘れられへんかった。好きやった・・・!」
しばらく無言
1「最後にさ、お願いがあんねん」
S「・・・なに?」
1「俺を・・・抱きしめてくれへん?」
134:1:2012/03/13(火) 22:22:31.41 ID:zjYnMLb+O
これだけは考えてた。最後に絶対抱きしめてほしかった・・・。
S「・・・いいよ、それくらいするよ。・・・寒いしこれで終わりな?」
立つS、後に続いて俺も立つ。
ちょっと間を置いて、俺から抱きしめられにいった。
ギュッてしてくれた・・・
強かった・・・
ここでまた号泣ww
1「だいすきやった・・・っ!!」
137:1:2012/03/13(火) 22:35:19.13 ID:zjYnMLb+O
Sは俺をぱっと離して
S「バカかっ!ww ほらもう帰り!」
そう言ってSは俺の背中にぽんっと触れた。
もうSの顔は見れなかった。
最後に見ときたかったけどできなかった。
俺は泣きすぎて頷くしかできなかった。
でも後悔すると思ったから、なんとかして声を絞り出した・・・。
S「同窓会こいよ!」
1(コクッ)
S「ばいばい!」
1「・・・バイバイ(消えそうな声で)」
S「自殺とかすんなよ!」
1「ゔん・・・」
俺は後ろを振り返らなかった。なんでかわからないけど、
振り返らなかった。これだけは褒めてやりたい。
階段を降りきった俺はしばらくうずくまって泣いた。声をだして泣いた。
138:1:2012/03/13(火) 22:44:00.01 ID:zjYnMLb+O
5分くらいしてようやく家に向かって歩いた。
家族みんな寝てて、ぐしゃぐしゃの顔を見られずにすんだのが幸いだった。
そしてお風呂の中で、思う存分声をだして泣いた。
140:げろ男:2012/03/13(火) 22:53:52.91 ID:DZoNoTXw0
Sはもうちょっと1の気持ちを察して優しい対応してほしかったな。
143:1:2012/03/13(火) 22:58:13.23 ID:zjYnMLb+O
>>140 同性から告白されるという珍しい体験をしたので、
やっぱりパニックだったとおもいます。
しかもSは雑な性格ですしww
141:1:2012/03/13(火) 22:54:44.06 ID:zjYnMLb+O
3年半の片思いは辛く苦しいことばかりでした。ですが後悔はありません!
少しはあるのですがねww でも、Sを好きになったこと、
Sに告白したことに悔いはありません!!
Sは、俺がホモだと誰にも言わないと言ってくれました。
ホモだと知っていても変わらないと言ってくれました。
好きになった人がSで本当によかった!!ありがとうS!!
これで俺もようやく前に進めます。一応これで僕の物語は終わりです。
いままで見ていてくれて本当にありがとうございました!!
158:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 08:28:22.50 ID:kDw0+lNc0
>>1がんばったなー
159:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 12:15:58.37 ID:RDWbQrVK0
あ、甘じょっぱいなぁ・・・
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